現金なしのショッピングが当たり前に?キャッシュレス会社が進展している

ポピュラーになりつつあるキャッシュレスショッピング

お店で買い物をしているときに、現金ではなくクレジットカードや電子マネーなど別の手段を使って支払いをする光景はもはや珍しいことではなくなりつつあります。
現在ではいろいろな決算手段が登場しています。

野村総合研究所の推計ですが、日本の決済手段の主な取扱高を見てみるとまだ現金が87兆円超とトップを占めています。しかしそれに次ぐクレジットカードは47兆円に達してきています。その後コンビニ収納代行が10兆円弱、電子マネーが4兆円と続いています。

2014年の段階では、キャッシュレスによる決済サービスの合計額よりも現金決済のほうがまだ上回っています。しかしこれも徐々に変化してくるだろうとみられています。

同じく野村総合研究所の推測ですが、2020年度には最も利用されるキャッシュレス決済サービスはクレジットカードで70兆円を超えるとみられています。ちなみにこの段階の現金決済の推測ですが、73兆円強ですから両者はほぼ同格の規模になるわけです。

コンビニ収納代行も13兆円弱、電子マネーも11兆円強になると予測されているので、近い将来キャッシュレスショッピングが当たり前の光景になる可能性は高いです。

少額決済でも利用されるようになってきたクレジットカード

社会人になるとクレジットカードを持つ人は多く、平均すると3枚前後持っているというデータもあります。カード決済するとポイントが貯まるとか、割引になるなどの特典があって利用する人が増加しています。

少し前まではクレジットカードといわれると何万円もするような高額な買い物をする時に使われるツールというイメージがあったかもしれません。
しかし今では5000円を切るような決済でもクレジットカードを使う人が増えてきています。請求書に利用明細が書かれているので、家計簿代わりになるという話も聞かれます。
実際スーパーなどでクレジットカードを使って日用品の買い物をする光景も珍しくなくなってきています。

2020年には東京オリンピックが開催されます。この時期、多くの外国人が日本にやってくるでしょう。海外ではクレジット決済の当り前の地域もありますので、ますます利用頻度は多くなるかもしれません。

しかしその一方で大規模店舗であればカード利用が当たり前になっていますが、小規模な個人・家族で営業しているようなお店ではカード会社に加盟していないケースも数なくないです。
このような小規模店舗でクレジットカードが使えるようになるかどうかが、今後クレジットカードのシェアが広がっていくための課題といえます。

鉄道だけではない電子マネー

現時点でも今後の予測でも、キャッシュレス決済の中でも3番手に位置している電子マネーですが、額は少ないものの利用頻度はかなり増えているとみられています。
電子マネーは鉄道のそれをイメージする人も多いでしょうが、電車利用のほかにも自動販売機やキオスク、コンビニで使っている方も多いでしょう。どちらかというと少額決済をするために電子マネーを使う傾向が強いので取扱額は少なくなってしまいます。

電子マネーは当初都市部で普及していきましたが、今では地方含め日本全国で広く使われるようになってきています。しかも利用層も老若男女、いろいろな世代に広がっていますので利用者はかなり多くなっています。
電子マネーですが鉄道会社以外にも携帯キャリアやスーパー、コンビニでも独自の電子マネーシステムを導入しているところもあるくらいです。

電子マネーですが、カードなどで端末にタッチすることで決済するスタイルが主流です。しかしたとえばオンラインショッピングで代金を精算する場合、クレジットカードのように利用できないのが難点です。
もしオンラインショッピングなどでも利用できるようになれば、電子マネーの取り扱い規模もさらに大きくなっていくでしょう。

海外のように発展する可能性もあるデビットカード

コマーシャルでもしばしば宣伝されていますが、日本でもデビットカードの取り扱いが徐々に広がってきています。しかし上で紹介したようなほかの決済手段と比較すると、まだまだ利用者数も頻度も低調な状態が続いています。まだあまり浸透していないことも要因の一つでしょう。

しかし海外に目を移してみると、欧米や中国などではデビットカードは広く利用されています。
デビットカードはクレジットカードのようにあとで請求するのではなく、使ったとたんにリアルタイムで口座から代金が引き落とされるシステムをとっています。信用力に乏しい低所得者や年金生活をしている高齢者でも持つことができるので、知名度が高まれば利用者も増える可能性は十分あります。

口座からすぐに引き落とされるので、入金などの手間がかかりません。しかもクレジットカードの分割払いでは金利手数料がかかりますが、一括払いのみのデビットカードは金利手数料のような余計なコストもかかりません。
その意味では今後普及の進むポテンシャルを持ったキャッシュレス決済の方法といえます。まずはクレジットカードや電子マネーレベルの知名度を持つことができるかどうかが課題になるでしょう。

もっともキャッシュレスの進んでいる国は?

日本でもキャッシュレスが進んでいますが、世界でもっともキャッシュレスの進んでいるのはスウェーデンといわれています。
2014年のデータによると、スウェーデンで発生した金銭取引の80%がキャッシュレスだったといいます。
しかも流通している現金ですが、総額でGDPに対し3%弱といわれていて、いかにキャッシュレスの進んでいる国かがお分かりでしょう。

また2012年にはスウェーデンの6大銀行といわれる主要金融機関の中で現金を取り扱っているところは1行しかありません。首都ストックホルムに行くと、「現金お断り」のお店もあるほどです。今後日本もこのようなキャッシュレス大国になるかもしれません。