知っておくべきカードローンのブラックリストについて分かりやすく解説

ブラックリスト

ブラックリストに登録されると、カードローンやキャッシングが利用できなくなると耳にしたことはありませんか?

「ブラックリストにのった場合、どれくらいで消えるの?」

「カードローンのブラックリストにのると携帯電話の機種変更ができないって本当?」

ブラックリストは悪いイメージがありますが、ピンとこない人も少なからずいるでしょう。

ここでは、ブラックリストとは何なのかを一から解説していき、自分の信用情報の見方やブラックリストに関する様々な疑問を取り上げていきます。

ブラックリストに関して理解が深まれば、申し込むべきか待つべきかの判断ができるようになります。気になる方はぜひ参考にしてみてください。

カードローンやキャッシングのブラックリストとは何なのか?

実は、ブラックリストと呼ばれる一覧やまとめた表は存在しません。

しかし、「お金を貸しても返してもらえない可能性が高い人物」かどうかを判断するためのデータは存在します。

それが、ローンやカードの利用履歴を記録した信用情報のことです。

毎月決まった支払日を遅れることなく利用していれば、何ら問題はありません。

しかし、長期の延滞など支払いが滞る、もしくは支払いが不可能な状態になると、「事故情報」として信用情報に記録が残るのです。

カードローンやクレジットカード会社が信用情報を確認したときに、この事故情報があると「きちんと支払っていく能力がない」として審査に響きます。

サービスを提供する側からすれば、金融事故を起こしている人というのは、警戒しなければならない要注意人物となるのです。

ここがポイント
  • ブラックリストとは、信用情報に金融事故記録がある人を指す
  • 金融事故とは、長期の延滞など、貸し手に迷惑をかける行為のこと

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信用情報の基礎知識

金融事故の形跡がある信用情報がブラックリスト扱いになることが分かりましたが、そもそも信用情報とはどういったデータで、どこに保存されているのでしょうか?

ここでは、まず信用情報の基本的な説明をしていきます。

特に、信用情報があいまいでよくわからない人はじっくり読んでみてください。

信用情報として記録が残る支払いとは何か?

指定信用情報機関に登録される支払いデータで、代表的なものが次の7つになります。

  • カードローン
  • 住宅ローン、自動車ローンなどの目的別ローン
  • クレジットカードのキャッシング
  • クレジットカードのショッピング ※ リボ、分割払いどちらも
  • 携帯電話の端末の分割払い
  • 奨学金の返済
  • ショッピングローンで分割払いをしたとき

信用情報に記録されるデータは、最新の支払い日(入金日)、金額、限度額や遅延状況など事細かに情報が残ります。

注意したいのが、高額な商品や携帯電話を購入するときです。

その場で現金で買い物する場合は信用情報に残りませんが、分割払いの場合は、信用情報に記録されます。奨学金も同じです。

スマホ本体の分割払いとか奨学金とか、カードだけだと思ったからびっくりだよ…

分割払いは、将来に渡って完済するまで複数回に分けて支払っていくだろう? 
途中で支払わないことがあると困るから、信用できる利用者でないといけない訳だよ。

カードローンやクレジットカードのカード払いだけでなく、分割払いも信用情報の対象です。

毎月の支払いが遅延する、あるいは長期的に滞るなどすれば、事故情報が記録されてしまうのです。

ここがポイント
  • 信用情報は、ローンの支払いや分割払い(リボ払い含む)の返済記録が残る
  • カードを使わないショッピングローンなどの分割払いも、信用情報に登録される

日本の指定個人信用情報機関は3社ある

お金の貸し借りや分割払いを消費者に提供する企業は、指定信用情報機関に加盟しなくてはなりません。

この指定信用情報機関は、2018年12月現在、日本国内に3社あります。
  • KSC(全国銀行個人信用情報センター)
  • CIC(株式会社シー・アイ・シー)
  • JICC(株式会社日本信用情報機構)

どの指定信用情報機関に加盟するかは、大まかに決まっていて、加盟用件を満たせば複数の機関に登録することも可能です。

実際に2社以上に加盟しているカードローン会社も多いですが、大まかに金融機関ごとに決まっています。

  • 銀行はKSC
  • クレジットカードや分割払いを提供する信販会社等はCIC、
  • 消費者金融やキャッシングを提供する信販会社などはJICC

実際に、大手の金融機関の指定情報機関の加盟状況の一覧が次の通りになります。多くは2つ以上の信用情報機関に加盟しているのが分かりますね。

金融機関 指定個人信用情報機関
CIC JICC KSC
銀行

みずほ銀行
三井住友銀行
三菱UFJ銀行
楽天銀行
ジャパンネット銀行 × ×
セブン銀行 × ×
イオン銀行
消費者金融

プロミス ×
アコム ×
アイフル ×
SMBCモビット ×
レイクALSA ×
信販会社

クレディセゾン ×
楽天カード ×
セディナ ×
オリエントコーポレーション ×
ジャックス ×
奨学金 日本学生支援機構(JASSO) × ×
携帯キャリア

NTTドコモ ×
KDDI × ×
ソフトバンク ×
ここがポイント
  • 日本には、KSC(銀行系)、CIC(信販系)、JICC(消費者金融系)の3社の信用情報機関がある
  • 複数の指定信用情報機関に加盟しても問題ない。

3社間で情報共有。ローンやカードの利用状況はどの金融機関も把握ができる

カードローン会社は利用者の借入や返済状況を管理していますが、その情報を指定信用情報機関に提供します。

そして、KSC、CIC、JICCの3社は、それぞれ相互に信用情報を共有しあっているのです。

例えば、奨学金(JASSO)はKSCにしか加盟していません。

だから、奨学金を延滞した場合は、KSCに事故情報が残りますよね。

そうだね。だけど、KSCはCICやJICCと信用情報を共有しているから…

他のローンやクレジットカードを利用してる場合は、その会社も奨学金の延滞事実を把握できるってことね!

信用情報機関がお互いに情報をやりとりすることで、自分のいまの返済中・支払い中のローンやカードの全ての状況を、金融機関側が把握できるのです。

ここがポイント
  • KSC、CIC、JICCは、3社間で信用情報を共有している
  • どのカードローンやクレカに申し込もうが、自分の現在の返済・支払い状況は知られてしまう。

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信用情報に登録される金融事故情報(ブラックリスト)とは何か?

事故情報は、ローンやカード払いの支払いが滞る、または支払い不能を意味する利用履歴が記録されたものをいいます。

事故情報の代表的なものが、次の4つになります。

  1. 3ヶ月以上の長期延滞
  2. 任意整理、特定調停、個人再生や自己破産などの債務整理
  3. 代位弁済(利用者に代わって保証会社が一括返済)
  4. 強制解約

返済できない・支払えないというの(事故情報)は、信用を大幅に下げてしまいます。

くれぐれもカードローンやクレジットカードを利用するときは、毎月の返済日を守ってきちんと利用するようにしましょう。

金融事故を起こすと5年程度はカードが作れない

金融事故となった信用情報は、永遠に記録が残るわけではありません。KSC、CIC、JICCにて、それぞれ保有期間が定められています。

3社とも5年以上は取引履歴が残りますから、少なくとも5年はクレジットカードやカードローンは利用できなくなります。

一方、完済後や債務整理後に5年以上経過すると信用情報から、事故情報が削除されます。

もし、金融事故を起こした人が新たにクレジットカードやカードローンに申し込む場合は、少なくともブラックリストの情報が無くなった後が望ましいでしょう。

信用情報機関以外に、独自の社内ブラックリストを保持している

信用情報から、事故情報が削除されたからといって、もう一度同じカードや同系列の他のサービスに申し込むのはやめた方が無難です。

それは、一度でも支払いや返済が不能になった人は、その会社からすれば警戒・要注意人物としてマークされるからです(社内ブラック)。

ブラックリストが削除された後は、グループや系列の違う全く新しい会社のサービスに申し込むのが理想的です。

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自分がブラックリストかどうかは、信用情報を照会すれば分かる

実は、指定信用情報機関(KSC、CIC、JICCの3社)へ「開示請求」をすることで自分の信用情報を手元に取り寄せることができます。しかも手続きは簡単。

ここでは、信用情報の開示請求の具体的なやり方をみていきましょう。

信用情報の開示請求方法

信用情報の開示請求は、免許証やパスポートなどの本人確認書類と手数料がかかります。

KSCの開示方法(1パターン)
  • 郵送のみ。開示手数料は1000円
CICとJICCの開示方法(3パターン)
  • インターネット申込、郵送は開示手数料1,000円
  • 窓口は、開示手数料500円

信用情報は、指定信用情報機関で共有されるので、どの機関で開示請求しても、書面の見方やレイアウトは違っても情報は同じです。

しかし、厳密には全く同じ情報という訳ではありません。

それだと、どこで開示をすればいいか悩んじゃいますね…

正確に把握するなら、3社全てで開示請求をするのがいいけど、基本的には加盟している指定信用情報機関のものでいいよ

原則、本人しか開示はできない

他人の信用情報を見ることはできません。

また、家族などの第三者に開示請求をしてもらう場合には、本人の委任状が原則必要です。

ですから、本人の知らないところで信用情報が見られてしまうことはありません。

信用情報の中身を見れば一発でブラックリストかどうかが分かりますから、ブラックリストかどうか気になる場合は、信用情報を照会することをおすすめします。

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ブラックリストにのると、携帯電話の分割払いの購入手続きで落ちるって本当?

携帯電話の分割払いを希望する場合は、分割しても支払いが可能かどうかを調査するため、信用情報を参照します。

従って、信用情報がブラックリストの場合は、高確率で審査に落ちますが、携帯電話の購入ができないという意味ではありません。

分割払いができないだけですから、店頭で現金支払いで端末を購入すれば、携帯電話の契約はできます。

携帯電話は端末代金が10万円を超えるかどうかで審査基準が変わる

分割払いに関する規制は、割賦販売法で定められています。

割賦販売法によれば、10万円以下の携帯端末を店頭で分割払いするとき、延滞していないこと等を確認すれば、返済能力の調査を行わなくてもいいとなっています。

要するに、10万円以下の携帯電話を購入する場合は、10万円を超える場合に比べて、審査項目が少なくなることを意味しています。

審査に不安があるなら、端末代金が10万円以下のものを選ぶといいでしょう。

ただし、延滞していないことが確認できれば、それ以上返済能力を調査する必要がないとしても、審査をするかしないかは販売店側の判断になります。

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公共料金の延滞はブラックリストに登録されるのか?

公共料金の支払いに遅れてしまっても、信用情報には記録されません。

東京ガス、東京電力などは信用情報機関に加盟していませんから、公共料金の滞納が信用情報に与える影響はないのです。

私の友達はクレジットカードで支払っているんですが、その場合も問題ないですか?

それだと話しが変わります!カードで公共料金を支払っているなら信用情報は残りますよ!

公共料金をカードで支払う場合、カードの支払いが遅れてしまえばそれは延滞です。

当然、3ヶ月以上延滞すれば、それは立派な事故情報ですからブラックリストになります。

まとめ

カードローンのブラックリストについて、信用情報の基本から中身を確認する方法まで一通り解説しました。

最後に、ブラックリストで知っておくべき大切な3つのポイントをまとめます。

ここがポイント
  • ブラックリストは、3ヶ月以上の延滞などの事故情報がある信用情報のこと
  • 事故情報は最低でも5年以上残る。削除されないとカードやローンは利用できない
  • ブラックリストか不安な場合は、信用情報の開示請求をしよう

ブラックリストはいずれ削除されるとはいえ、5年以上の長期間ローンやクレジットカードの利用ができなくなります。

そうならないためにも、ローンや分割払いは、くれぐれも支払日を守って利用するようにしましょう。