貸し倒れのリスクはどのように判断されるのでしょうか?

最近はカードローンが身近になりました。

しかしその一方では安易にカードローンを利用して、その結果返済不能になってしまう人なども増えているようです。

カードローンでは担保なし、保証人なしで融資を行いますので、利用者が返済不能となってしまうと金融機関は貸したお金を回収することができなくなってしまいます。

これが貸し倒れであり、金融機関ではカードローンの貸し倒れを防ぐために事前の審査を行うのです。

金融機関では貸し倒れのリスクを避けるために、利用者に対して厳しい審査を行います。

最近ではスピード審査を行うカードローンが増加しているのですが、これは審査が簡便になったというわけではありません。
短時間でこれまでと同じ内容の厳密な審査を行っているのです。

金融機関にはこれまでの利用者に関する膨大なデータの蓄積があります。

これらから年齢・職業・収入・家族構成・持ち家の有無などの各種属性が近い人を選別して、これまでの貸し倒れ発生率などに基づいた審査を行うのです。

一見して問題がなさそうな人の場合であっても審査に落ちてしまう場合などがありますが、これは貸し倒れを防ぐために慎重な審査が行われた結果なのです。

カードローンでは一般的に金利は高めに設定されていますが、これについても貸し倒れのリスクが関係しています。

特に初めてカードローンに申し込む人の場合には、貸し倒れが発生する可能性が高いため金利の上限である18%程度の金利が適用されることになります。

ただし一定の利用履歴を積み重ねて確実な返済が期待できると判断されれば、その後は適用される金利は少しずつ低くなります。

これは貸し倒れのリスクが低下したと判断されたからなのです。

カードローンの提供を行う消費者金融などの金融機関の大半は、現在は銀行などのグループ企業となっています。

法律により強引な取立てなどは制限されていますので、貸し倒れが発生してしまった場合にはそのまま帳簿に損失として計上されることになります。

一度返済が不能となり貸し倒れが発生した人に対しては、カードローン会社は二度と貸付は行いません。

社会的なペナルティなどの様々な不便も生じることになりますので、カードローンを利用する際には貸し倒れとならないようにくれぐれも注意してください。

カードローンの利用状況については、カードローン利用者の約19%が延滞を起こしているというデータなどもあるようです。

日本人は借りたものは必ず返すという国民性なのですが、それでも返せないということはそれだけお金で困っている人が多いということなのかもしれません。

ただし金融機関も営利目的でカードローンの提供を行っていますので、貸し倒れによる損失の発生を避けるためにあらかじめ厳しい審査を行って、貸し倒れの可能性が疑われる申込者に対しては貸付を行わないようにしているのです。

具体的には次のような申込者をチェックしています。

  • 他社において延滞や金融事故などの履歴がある申込者
  • 既に複数の金融機関から借入を行っている申込者
  • 勤続年数が短い、または転職したばかりの申込者
  • 安定した収入の保証がない自営業者などの申込者

過去に延滞や金融事故などの履歴があると、どの金融機関に申し込んでも融資が受けられない「ブラックリスト」状態となります。

また複数の金融機関から借入を行っている場合には多重債務(借金で借金を返している状態)と判断され融資を受けることはできません。

勤続年数が短い人や転職したばかりの人などの場合には、すぐに仕事を辞めて無収入になってしまう可能性があると判断されるようです。

自営業やフリーランスの場合には不安定な仕事で貸し倒れの可能性が高いと判断されますので、カードローンを利用することは難しいかもしれません。