三井住友銀行カードローンに興味を持ったけど申込むか悩んでいる人や、初めてのカードローンで不安がある人は少なからずいるでしょう。
お金を借りるというのはなかなか友人や知人に相談しずらいので神経質になることも。
ここでは、そんな人のために三井住友銀行カードローンの申込から借入・返済までの特徴や、メリット・デメリットを様々な角度から解説していきます。
一つ一つ分からないことをなくして理解することが重要です。
三井住友銀行カードローンの疑問や悩みを解消して、新しい一歩を踏み出したい人はぜひ参考にしてみてください。
目次
三井住友銀行カードローンのスペック一覧
三井住友銀行カードローンの貸付条件は次の通りです。カードローンを利用するにあたっての初期コストなどはかかりません。
金利(実質年率) | 4.0%~14.5% |
---|---|
利用限度額 | 10万円~800万円 |
遅延損害金利率 | 年19.94% |
担保・保証人 | 不要 |
保証会社 | SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 |
即日融資 | 不可 |
資金用途 | 自由(事業性資金はNG) |
返済方式 | 残高スライド元利定額 |
手数料・保証料 | 不要 |
口座開設 | 不要 |
申込資格 | ・満20歳以上、満69歳以下 ・原則安定した収入 ・保証会社の保証が受けられる ・永住許可のある外国人OK |
三井住友銀行カードローンのメリット
三井住友銀行カードローンが他のカードローンに比べて何が優れているのかが分かるようメリットを紹介していきます。
三井住友銀行は有名な大手銀行
三井住友銀行は、三菱UFJ銀行、に並ぶ国内三大メガバンクの1つです。
TVCMなどでもお馴染みの知名度の高い大手の銀行カードローンです。
もしカードローンの利用を検討している人で、どこを選ぶべきか悩んでしまったら、知名度の高さから三井住友銀行はおすすめです。
銀行以外にもカードローンは販売されていますが、お金の取引において銀行が最も有名です。
多くの人が利用していますからサポート体制も充実していて、電話をしても丁寧に対応してくれますよ。
三井住友の普通預金口座がなくても申込OK!
口座がない場合にはカードを使ってATMから融資を受けることができます。
返済もATMから行えばいいので、三井住友銀行の普通預金口座を持っていなくても、何も問題ありません。
これ以上、銀行口座を増やしたくない人にはおすすめの1枚です。
消費者金融より比較的金利が低い
カードローン選びの1つの判断基準といってもいいのが「金利」です。カードローンでお金を借りたら、利息を付けて返済しなければなりません。
利息額は金利によって決まるので、金利が低ければ利息も小さくなるのです。
三井住友銀行カードローンの金利は消費者金融より比較的低いので、カードローンの中では銀行ならではの金利の部類に入ります。
カードローン | 金利(実質年率) | 利用限度額 |
---|---|---|
三井住友銀行 | 4.0%~14.5% | 10万円~800万円 |
プロミス | 4.5%~17.8% | 1万円~500万円 |
アコム | 3.0%~18.0% | 1万円~800万円 |
アイフル | 3.0%~18.0% | 1万円~800万円 |
SMBCモビット | 3.0%~18.0% | 1万円~800万円 |
レイクALSA | 4.5%~18.0% | 1万円~500万円 |
ここで、金利は幅を伴っていますが、初めてカードローンを利用するときには、上限金利が割り当てられるのが一般的です。
下限の金利は返済能力と信用が共に高水準でないと設定されないので、申込の段階で下限の金利を見て比較する必要性は全くありません。
従って、申込の段階で、銀行ならではの金利が良いという人は、三井住友銀行カードローンがおすすめです。
毎月の返済額(約定返済額)は最低2,000円から
カードローンはお金を借りたら、月々返済をしていかなくてはなりません。
三井住友銀行カードローンでは「最低この金額は支払ってください」という返済額が、カードローンの借入残高に応じて自動的に決まるようになっています。
借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|
2千円未満 | 利息+借入残高 |
2千円円以上10万円以下 | 2,000円 |
10万円超20万円以下 | 4,000円 |
20万円超30万円以下 | 6,000円 |
30万円超40万円以下 | 8,000円 |
40万円超50万円以下 | 10,000円 |
50万円超300万円以下 | 残高が10万円増加するたびに1,000円アップ |
300万円超500万円以下 | 残高が50万円増加するたびに5,000円アップ |
500万円超800万円以下 | 残高が100万円増加するたびに5,000円アップ |
30万円借りても毎月6,000円返済すればOKなので、これなら十分給料の中から無理なく支払うことができるでしょう。
返済を続けて借入残高が20万円以下になれば、約定返済額は4,000円になります。これが、残高スライド方式と呼ばれる返済方法なのです。
約定返済額は毎月の支払いの最低金額を意味します。それ以上支払っても当然OKなので、返済を自分のペースで進めやすいのです。
初めてのカードローンは、返済がきちんとできるか不安があるという人も多いでしょう。
まず毎月の返済額が小さいカードローンで試してみて、ローンの借入・返済の練習をしてみることをおすすめします。
手数料無料のATMが多い
カードローンの借入・返済のしやすさは重要です。
お金が急に必要になったときにはすぐに借入ができたほうがいいです。
今月は多めに支払っておこうと思ったときに、近所に利用できるATMが無ければ使い勝手が悪いですからね。
三井住友銀行カードローンは、いつ利用しても手数料無料のATMが多いのが特徴です。
セブン銀行ATM
ローソンATM
イーネット(E-net)ATM※
イーネットはファミリマート、サンクス、ポプラ、デイリーヤマザキなどたくさんのコンビニで利用できます。
三井住友銀行カードローンはセブンイレブン、ローソン含めたほぼ全てのコンビニを網羅しているのが便利ポイント。
会社や近所だけではなく、旅行先などで急に資金が必要になったときなどにも、これなら利用しやすいですね。
三井住友銀行カードローンのデメリット
カードローン利用後に後悔をしないためにも、弱点やデメリットを把握しておくべきでしょう。
ここでは、三井住友銀行カードローンのデメリットを紹介します。
口座がないと、返済はATMに限られる。
三井住友銀行の口座を持っていると、毎月の返済は口座引落になります。
また、SMBCダイレクト(インターネットバンキング)は口座所有者でないと利用ができないサービスです。
つまり、口座を持っていれば返済方法は3パターンあるのに対し、口座を持っていない人は、借入・返済はATMの利用に限られるということになります。
- 口座振替(自動引き落とし)
- 銀行振込(SMBCダイレクト)
- ATM
- ATM
口座振替の方が支払う手間がラクですし、残高を気にしていれば返済し忘れることもありません。
ATMに行かずともスマホ1台あれば、SMBCダイレクトから返済ができてしまうのも大変便利です。
この点は、口座所有者の方がメリットがあるといえます。
しかし、口座のない人はATMしか利用できないといっても、全国の三井住友銀行ATM、および提携コンビニATMは時間外含めて手数料無料です。
ATMが利用できれば十分な人は、特に口座を開設する必要はないでしょう。
口座がないと、三井住友銀行のサイトで利用状況が確認できない
口座がないと三井住友銀行のホームページ上の会員サービス「SMBCダイレクト」が利用できません。
返済がATMに限られてしまうこともそうですが、SMBCダイレクトなら、カードローンの残高、明細などの利用状況が確認できます。
スマートフォンやパソコンから確認可能なので、自宅や会社はもちろん外出先でも問題なしです。
この点、口座のない人は、ATMに行かないと自分の利用状況を見ることができません。
申込方法は手間いらずの公式サイトからがおすすめ
三井住友銀行カードローンは申込方法は次の4通りあります。
- 三井住友銀行の本支店の窓口※店内のローン契約機
- 電話
- ローン契約機(ACM)
- インターネットの公式サイト
この中でも、時間や手間のかからないのが公式サイトからの申込です。
普段働いている人は銀行に行くことは難しいですし、いつどこにいようが関係なく24時間365日申し込めるのが公式サイトです。
ここでは、公式サイトからの申込から利用までの流れやインターネットの申込のメリットを解説していきます。
来店不要で契約可能!申込からカードローン利用までの流れ
一番簡単なのが公式サイトからの申込です。
窓口に足を運ぶ必要もありませんし、口座所有者の場合は、申込から契約・借入まで全てウェブ上※で完結します。
来店する必要もなければATMやローン契約機に行く必要もありません。
※三井住友銀行の普通預金口座・キャッシュカードをお持ちなら、申込から契約までの手続きがWEBで完結。
- 公式サイトから申し込む
- 審査(書類の提出あり)
- 契約手続き
- キャッシュカードやSMBCダイレクトで借入可能(ローン専用カードの発行も可能)
口座がない人は、ローン専用カードを郵送かローン契約機で発行しなければ借入ができません。
第三者に利用を知られたくない人やすぐに借入がしたい人は、ローン契約機でカードを受け取ることができますよ。
- 公式サイトから申し込む
- 審査(書類の提出あり)
- 契約手続き
- ローン専用カードを受け取る(郵送orローン契約機)
カードの受け取りはローン契約機(ACM)!時間をかけずにカードを取得できる
ローン契約機は土日・祝日に限らず営業時間が9:00~21:00※です。
※契約機により営業時間、休日が異なります。
審査結果が分かった当日中にカードを発行したい場合も、夜9時まで開いていますから十分仕事帰りの時間帯に立ち寄ってカード発行することも可能。
カードを受け取れば、提携コンビニATMで手数料無料で借入できます。郵送の受け取りしかないカードローンではこのようにはいきません。
必要書類がスマホやパソコンから提出可能
公式サイトからの申込のメリットは、必要書類の提出もウェブ上から行える点にあります。
郵送で送っていたのでは、その分審査に時間も要しますが、スマホで書類の写真をとってそのまま提出できる方が提出の手間もかかりません。
審査もすぐにスタートできるので一石二鳥ですし、あらかじめ必要な書類を手元に準備して審査に臨めば探す手間も節約できます。
本人確認書類は現住所が記載されている次のいずれかのコピー2点の提出でOKです。
- 運転免許証 ※ 変更事項がある場合は両面
- パスポート ※ 顔写真+現住所欄
- 個人番号カード(マイナンバー) ※ 表面のみ
- 住民基本台帳カード ※ 顔写真付き
- 健康保険被保険者証 ※ 両面共
もし、書類上の住所と現住所が異なる場合は、次の書類を追加で提出する必要があるので注意してください。
- 公共料金(光熱費、固定電話など)の領収書 ※ 携帯の支払いは不可
- 社会保険証
- 納税証明書
また、カードローンの希望金額が50万円以上になる人は、収入証明書の提出が必須です。
会社に勤めている人は給与明細と源泉徴収票を準備しておきましょう。
- 給与明細(発行日が3ヶ月以内に限る)
- 源泉徴収票(直近)
- 納税証明書・所得証明書
- 確定申告書
書類を申込前に事前に準備しておけば、スマートフォンで写真をとって、すぐに三井住友銀行へ送信することができます。
審査の基準や注意点
カードローンで気になるのが審査でしょう。
審査の内容や基準については、どのカードローン会社も公表はしていません。
ここでは、三井住友銀行カードローンの審査について解説をしていきます。
誰でも申し込めるわけではない!申込資格は最低限クリアすること
まずは、何より申込基準を全て満たしているかどうかが重要です。
必ず、三井住友銀行カードローンの申込条件は必ず目を通しましょう。
- 満20歳以上、満69歳以下
- 原則安定した収入のある人
- 保証会社(SMBCコンシューマーファイナンス株式会社)の保証が受けられる人
お金を貸す側にとって、毎月収入のある人ではないと安心して融資はできません。
専業主婦など無収入の人は申込をしても審査落ちの可能性大ですので、専業主婦でも申込OKとするカードローンを選んだほうが賢明です。
収入は多ければ多いほどいいですが、金額の大きさではなく毎月一定の収入が発生していることが重要です。ですからパート・アルバイトでも申込可能です。
限度額はそのとき必要な金額にしましょう。低金利を狙って大きい金額を希望すれば、それに見合った返済能力や信用が備わっているか評価されます。
背伸びせず必要とする金額をカバーできるだけの融資金額で希望を出しましょう。
また、三井住友銀行カードローンは保証人不要で申込ができますが、万が一利用者が返済できなくなったときには、保証会社がローンの残債を肩代わりしてくれます。
つまり、SMBCコンシューマーファイナンスが保証人のような役割を担っているのです。SMBCコンシューマーファイナンスは旧プロミスです。
プロミスはブランド名として現在も残っていますが、プロミスの運営企業はSMBCコンシューマーファイナンスということ。
ですから、プロミスも三井住友銀行カードローンの審査を行います。
プロミスが利用者の保証をしてもいいと判断してれくれなければ、カードローンは利用できないということです。
従って、保証が受けられるかどうかは審査をしないとわかりません。
三井住友銀行カードローンの申込は年齢制限と収入の有無をまず気にしてください。
申込当日中の即日融資は不可能!審査にかかる時間はどれくらい?
三井住友銀行カードローンの審査時間は、公式サイトにも明記されています。
- 最短の審査回答は、申込んだ日の翌営業日。※
- 審査は、1週間程度長引くこともある
申込日当日中に即日融資が可能な銀行カードローンは現在ありませんから、銀行カードローンの中では審査スピードは一般的でしょう。
もし、申込んで数時間で融資を受けたいようなら、銀行ではなく大手消費者金融を選択すべきでしょう。融資までのスピードは消費者金融の最も得意とするところです。
在籍確認は原則ある
在籍確認は、申込時に記入した会社に実際働いているかどうかを電話で確認することです。収入の有無に関わるため、他のカードローン同様に、原則電話連絡です。
場合によっては在籍確認の連絡がないこともあります。
審査では申込者の信用情報をチェックしますが、例えば、他のカードローンやクレジットカードを利用している場合には、カードの利用履歴が確認できます。
申込内容の勤め先や免許番号などが信用情報上の記録と一致するなら、それで確認OKとして連絡をしないケースもあります。
とはいえ、現在は変わっている可能性もありますから、基本的には在籍確認の電話はあると思ってください。
本人が職場にいることが確認とれさえすればOKになりますから、電話に対して神経質になる必要もありません。
銀行からの連絡なら特にやましいこともありませんし、クレジットカードを作ったときの確認の電話といえば問題はないでしょう。
契約極度額(利用限度額)は希望通りにいかないことも。最終的には審査で決まる
希望融資金額を100万円で申し込んでも、審査の結果50万円の契約極度額なら貸し出し可能だと銀行側から再提案を受けることがあります。
つまり、希望通りに行かないこともあることは知っておきましょう。審査次第では再提案を受けることなく落ちてしまう人もいます。
最終的には審査で極度額がきまります。10万円必要なら限度額10万円で申込んだほうがいいでしょう。
ローンの返済日をきちんと守って利用していれば、契約極度額は後ほど増額審査でアップが可能です。銀行との信用を築いてから低金利を目指す方がベターですよ!
三井住友銀行の口座の有無で何が違うのか?
三井住友銀行カードローンは口座がなくても申込可能ですが、口座があるのとないのとでは受けられるサービスに違いがあります。
ここでは、口座の有無によってどんな差があるのか紹介していきましょう。
発行されるカードが違い、利用できるATMに差がある
普通預金口座を持っている人はキャッシュカードですが、口座を持っていない人はローン専用カードを持つことになります。
つまり、2種類のカードがあるということでこの2種類のカードの決定的な違いは、利用できるATMに差があるということです。
ローン専用カードの方は制限がないですが、普通預金口座用のキャッシュカードは利用できないATMがあります。
ローン専用カード | キャッシュカード | |
---|---|---|
三井住友銀行ATM | 借入・返済OK | 借入・返済OK |
コンビニATM | 借入・返済OK | 借入・返済OK |
ゆうちょATM | 借入・返済OK | × |
キャッシュカードの場合は、ゆうちょATMが利用できません。
コンビニATMが使えればそんなに気にする必要はないですが、カードによって利用できるATMに差があるのは事実です。
借入・返済パターンの違い
口座がある人は、口座振替の自動返済と三井住友銀行の公式ネットサービス「SMBCダイレクト」が使えるという2点がとても大きなメリットです。
一方、口座を持っていない人はATMによる借入・返済に制限されます。
方法 | 口座有りの人 | 口座無しの人 |
---|---|---|
借入方法 | ・SMBCダイレクト ・ATM | ・ATM |
返済方法 | ・SMBCダイレクト ・ATM ・口座振替 | ・ATM |
SMBCダイレクトなら、カードの利用状況を閲覧することができます。
スマートフォンや携帯電話、パソコンなどがインターネットに接続されていれば、どこにいようが利用可能です。
雨や雪が降ったらATMに行くのは面倒かもしれません。しかし、自宅や会社にいながらキャッシングができたり返済できたりするのは、最も手軽な方法です。
口座があると、万が一の支払い忘れを防止する「自動融資機能」が利用可能
三井住友銀行の口座で、公共料金やカードの支払いを行っている人にうれしい機能があります。
それが「自動融資(バックアップ)」機能といい、残高不足で支払いができない場合に、不足額をカードローンから自動で補填することができます。
例えば、カードで5万円が引落されるときに、3万円しか口座になかった場合、通常は支払うことができません。
しかし、普通口座でカードローンを利用している人なら、この不足分の2万円が残高にチャージされてチャージした2万円は、カードローンの借入として処理されるのです。
これなら、うっかり支払い忘れる心配もなくなるでしょう。この自動融資サービスは、標準装備されている機能ではありません。
手続きが必要なので、利用したくない人はそのままでOKですし、利用したいなと思ったら、機能を有効にすることができます。
まとめ
三井住友銀行カードローンを様々な角度から解説をしてきました。大手メガバンクは
- サポート体制がしっかりしていて
- 初めての方でも安心があり
- 消費者金融と比べ金利が低め
です。
初心者におすすめのカードローンですが、最後に特徴をまとめます。
- 三井住友銀行の口座がなくても、カードローンの利用が可能!
- 三井住友銀行、提携コンビニATMがいつ何回利用しても手数料無料
- 毎月の最低返済額は2,000円。金銭的な負担を最小限にできる
- 普通預金口座があるとSMBCダイレクトや口座振替など借入・返済が多彩
- 審査時間は最短で申込後翌営業日※
普通預金口座を持っていても、いなくても利用のしやすいカードローンです。
将来、お金が急に必要になったときに、カードローンがあれば、すぐに資金調達をできます。
そんな万が一のことも想定して、三井住友銀行カードローンを1枚持っておくと、いつか必ず役立つときが来ますよ!