リフォームローンの特徴は融資額の大きさ、自宅を造り替える費用の相場を徹底調査!

建物は古くなればなるほど劣化やひずみが生じ、放置すればいずれ破損します。小さな子どもからお年寄りの方まで住んでいるような家族の場合、バリアフリーで誰もが安心して暮らせる住まいにするのもまた、必要な措置でしょう。

新築を購入する以外で、住まいをより良くしようとするならリフォームをしなければなりません。

しかし、お金がとてもかかるので、リフォームに一歩踏み出せずに悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

ここでは、家の修理・改修に必要な資金に使えるリフォームローンの特徴を解説して、おすすめのローン商品をいくつか紹介します。

リフォームローンを上手に活用すれば、生活に負担をかけずに住宅の改装ができるので、気になる方はぜひ参考にしてみて下さい。

リフォームローンとは?

設備の交換で済むものもあれば建物全体を改修する大規模なものまでリフォームはさまざまあります。コストがかかると家族の収入だけではなかなか支払うのが厳しくなるので、資金不足を補うための融資サービスが「リフォームローン」です。

リフォームローンには、大きく公的融資民間融資の2つあります。ここでは、それぞれのローンの特徴を説明してきます。

公的融資

公的融資には

  • 住宅金融支援機構
  • 財形住宅融資
  • 自治体融資

の主に3つあります。

その中でも代表的なのが住宅金融支援機構で、バリアフリー工事、耐震改修、リノベーションなど多くのメニューが用意されています。

年利1%を下回る金利になっているのは大きなメリットですが、その分利用条件は厳しいのが特徴です。

住宅ローンを考えるときに「フラット35」を耳にすることがありますが、これは住宅金融支援機構と銀行がタッグを組んだローン商品です。

フラット35は独立行政法人による住宅ローンです!

民間融資

銀行、信販、クレジットカード会社や農協など様々な機関が住宅・リフォームローンに力を入れています。リフォームローンに関していえばほぼ無担保で、WEBから申し込める商品が多いです。

それぞれ金利が優遇されるキャンペーンもあるので、店頭金利よりも低く借り入れができる可能性も十分あります。返済額の確認だけでなく、繰上げ返済時の手数料や保証料など総合的にかかるコストを考えて、選ぶと良いでしょう。

住宅ローンとの違いについて

住まいの購入やリフォームに関わるローンには、リフォームローンと住宅ローンがあります。

バリアフリーや省エネ設備の導入、中古物件を購入して自分の理想の住まいに変えるための資金を借り入れる際に利用できる住宅リフォームもあります。

住宅ローンとリフォームローンの最大の違いは、担保の有無金利です。

ここがポイント
一般的にリフォームローンのほうが限度額が低いので金利が高くなり、担保のないものがほとんど!

融資を受けるまでの手間がかかってもなるべく安く借り入れたい場合には、リフォームローンではなく住宅ローンや住宅金融支援機構の融資サービスを最初に探しましょう。

リフォームローン(平均) 住宅ローン(平均)
金利 4~5% 0.44%(変動金利)
限度額 800万円 2,500万円
借入期間 10年 25年
担保提供 なし 住宅が担保

住宅ローンの場合は、「担保」が必要だね。高額の融資で、万が一返済されなかったときのリスクがとても大きくなってしまうからね。

ほとんどが不動産が担保になるケースが多いね

リフォームをする目的

永久に壊れない建物はありません。建物は完成してから時間が経つにつれて古くなっていき、必ず故障や破損が起こるのです。

壊れてしまえば修理しかありませんが、直すことだけがリフォームではありません。リフォームには目的によって4つのパターンがあります。

  • メンテナンス
  • 修理・修繕
  • 設備の向上
  • リノベーション
ここでは、それぞれのリフォームについて取り上げていきます。

メンテナンス

長く住んでいれば老朽化が進み、損傷や腐食がおきやすくなります。

特に外壁は雨・風・暑さに常にさらされているので、塗装が剥がれたり、ひびや亀裂などが生じてきます。

天候が厳しい環境であればあるほどダメージが大きく劣化は早まっていくもの。また、家族の人数が多ければ多いほど屋内の設備や床などの負担は増えて耐久年数よりも前に故障になるなんてこともあります。

そうなる前に、定期的に状態をチェックして、未然にトラブルを防ぐという意味で「メンテナンス」をします。建物をなるべく長く維持していくために必要な措置です。

「メンテナンス」で小さなヒビや劣化を修正していけば、将来のトラブル防止!

塗装の塗り直しやコーキングで隙間を埋める作業は、業者じゃなくてもできるだろうけど、多少費用がかかってもプロに任せたほうが安心だろう

修理・改修

基本的にはメンテナンスがトラブル前に実施するものであったのに対し、修理や改修は住宅設備の故障やトラブル発生後に行います。

  • エアコン
  • トイレ
  • ユニットバス
など寿命以上に使って故障すれば、新品にまるごと交換したりします。

このような部分的なトラブルは、家電量販店やショールームなどに足を運べばだいたいの価格がわかるので費用の相場感がわかりやすいでしょう。

しかし、修理・交換のタイミングで最新の設備にグレードアップする場合は、費用もそれだけ多くかかります。

設備の向上

建物の劣化や破損を解決する以外に、現状の住まいの不満を取り除いて向上させるためのリフォームもあります。

例えば、階段の上り下り、段差、滑りやすいお風呂など、年配の方には非常に危険です。そのため、手すりやスロープ、場合によってはエレベーターを設置したりする「バリアフリー工事」があり、これもリフォームの1種です。

少子高齢化が進む日本では、小さな子どもからお年寄りまで住みやすい住環境が大切!そのためバリアフリー化はとても重要なリフォームといえるね!

家に限らず、道路や職場、公共施設などでもお年寄りや車椅子の方が利用できるよう配慮された施設が多くなってきたよね!トイレとか手すりとか

リノベーション

リフォームとリノベーションは似た言葉で違いが分かりづらいですが、リフォームは住環境の故障やトラブルを直して、元の状態に戻すことをいいます。

一方、既存の住環境に手を加えて、以前よりも性能や価値を上げるために改修することをリノベーションといいます。

中古マンションにエレベーターやIT環境を作ったり、最新の耐震機能を導入するなど…リノベーションはバリエーションが豊富。

以前建てたときにはなかった機能を追加して、全く別の建物になったみたい!

リフォームにかかる費用の相場一覧


小さな修理から大掛かりなものまでリフォームのレベルは様々あります。住まいの一部分を改修するのか建物全体をリフォームするのかで、費用は大きく変わるのです。

ここで紹介しているのはあくまで費用相場になります。高級な素材を使ったり間取りが大きくなれば費用もそれだけ高くなります。

リフォーム箇所 平均費用
リビング 100万円~150万円
ダイニング 30万円~60万円
玄関 30万円~40万円
キッチン 100万円~150万円
トイレ 30万円~40万円
洗面 20万円~30万円
寝室 50万円~100万円
外壁 90万円~120万円
屋根 50万円~100万円
エクステリア 60万円~90万円
ガレージ 50万円~100万円
増改築 750万円~1,000万円
中古物件の改築 500万円~600万円
バリアフリー化 400万円~500万円
二世帯化 1,000万円~1,250万円
全面リフォーム 1,000万円~1,250万円

自分好みの空間にしたいけど、リフォームってお金がかかるね…

そうなんだよ。ある程度の自己資金を作ってから、何割をローンで支払うかちゃんと考えておく必要があるんだよ

リフォームローンを組んで融資を受けるまでの流れ

各金融機関の公式サイトから仮審査の申込

最近は、リフォームローンのような大規模なローンであっても、銀行の公式サイトから申し込めるケースが多くなっています。

申込み時点での、書類を揃える必要性はまちまちですが、本人確認書類は少なくとも必要です。必要事項を入力して申込みを完了しますと、数日後に仮審査の結果について連絡があります。

申し込む銀行に普通預金口座を持っていない場合は、併せて作りましょう。

仮審査が行われ審査結果の連絡

公式サイトで申し込んだ内容(氏名・住所・勤務先・借り入れ希望額など)を元に審査が行われます。これを仮審査(事前審査)といい、自動審査システムで機械的に申込者を採点します。金融機関が設けた合格ラインを超えていると、仮審査に合格します。

仮審査に通過すると、金融機関から申込者へ連絡がきます。

ここがポイント
仮審査(事前審査)に通過しても、融資決定というわけではない!

仮審査に落ちた時点で、リフォームローンの融資を受けることはできないからね

記入ミスとかで減点評価されないよう、申込内容は必ず事前確認!

本審査の申込

仮審査に受かっても本審査に通らなければ融資は受けられません。その意味で本審査はとても重要ですが、本審査は仮審査の内容の最終チェックです。

仮審査は機械が実施するのに対して、本審査は人間(審査担当者)が直接チェックします。そのため、申込内容が本当に正しいのかどうかを確認するための書類の提出が求められます。

ここがポイント
  • 本人を証明する書類(免許証、保険証、パスポートなど)
  • 収入を証明する書類(源泉徴収票、給与明細など)

書類の送付方法は、仮審査結果の通知メールにURLが記載されていて、写真をとってアップロードするケースや郵送で送る場合があり、金融機関によります。

リフォームローンはそれほど融資数の多いものではありませんので、メガバンクでも常に対応し続けているものでもありません。

急いで融資を受けたいならば、必要書類と印鑑を持って窓口に行きましょう。普通預金口座を作る場合も、窓口のほうが手続きが早いです。

本審査の実施

本審査は仮審査の結果の最終チェックになるので、通常は仮審査に受かったら本審査に通る可能性も高くなります。しかし、本審査で落ちてしまう人もいるのは事実です。

ここがポイント
申込内容が、事実と異なることが発覚したら審査落ちします。

本審査の一環として、在籍確認の電話が職場に入る場合もあります。こういった在籍確認は保証会社が通常しますので、銀行名は名乗らず、個人名で電話をかけてくるのがほとんどです。

融資を利用したくて、ウソをついてはダメだね。。。結局本審査で証明しなければならないからバレてしまうし。

そうだね。担当者もたくさんのジャッジをしてきているから、少しでも怪しい部分があったら見抜かれてしまうよ。

融資の承認と決済

本審査に通過できれば、融資が承認され、実行されます。
基本的に融資は、手持ちの口座に振り込まれる形でおこなわれますので、普通預金口座が必要です。

おすすめのリフォームローン


銀行のリフォームローンなら、公的融資よりはスムーズに借入れが可能です。

メガバンクや地方銀行の多くがリフォームローンを扱っており、Web申込み可能のものも多くあります。おすすめの3商品をご案内します。

イオン銀行リフォームローン

「マックスバリュ」「まいばすけっと」など全国に数多くスーパーを展開しているイオングループが運営しているイオン銀行は、個人向け融資を多数揃えています。

リフォームローンの中では限度額が500万円と低めですが、部分リフォームなら十分資金の足しになるでしょう。担保なし・保証なしですが、イオンクレジットの保証が受けられるかどうかが審査通過の鍵になります。

過去に、イオン銀行の他のローンサービスの利用で延滞などしている形跡があると審査通過が難しくなるかもしれません。

リフォーム対象の住宅は、本人が住んでいることが条件で、

  • 補修、改築、増築
  • 車庫の設置
  • 造園
  • システムキッチン
  • 住宅用定置型リチウムイオン蓄電池
などの設備購入や工事に伴うリフォームなら申込OKですが、他社のローンの借り換えはできません。

ウェブからの申込は受けつけていなくて、イオン銀行に来店できない場合には郵送(メールオーダー)での申込になります。

申込条件 ・20才以上60才未満
・前年度税込み年収200万以上
・収入が安定している
・イオン銀行の口座を持っている人
・保証会社の保証を受けられる人
金利 2.50%(固定金利)※
融資額(限度額) 最大500万円
返済期間 1年以上10年以内(1年単位)
担保・保証人 不要

※ 2018/05/01現在

三井住友銀行リフォームローン

メガバンクの代表、三井住友銀行にもリフォームローンが用意されています。自宅に関するリフォームはOKですが、外構工事やガーデニングは対象外です。また、低金利だからといって他社のローンの借り換えも不可です。

三井住友銀行のリフォームローンは限度額の上限が収入に依存します。

ここがポイント
無担保借り入れの総額が、前年度収入の50%以内でなければならない

Web申込みはできませんので、必要書類原本を持って三井住友銀行の支店に出向く必要があります。以下の通り、書類は多くなります。

  • 本人確認書類(運転免許証・パスポート等)
  • 住民票謄本(家族全員分)
  • 印鑑証明書
  • 健康保険証
  • 収入確認書類(住民税課税決定通知書および源泉徴収票)

申込条件 ・20才以上70才以下・前年度税込み年収200万以上
・指定の団体信用生命保険に加入可能な人
・保証会社の保証が受けられる人
金利 4.975%(変動金利)
融資額(限度額) 10万円以上1,000万円以内(1万円単位)
返済期間 1年以上15年以内(1か月単位)
担保・保証人 なし

みずほ銀行リフォームローン

住宅のリフォーム資金以外にも、他社のローンの借り換えにも利用可能です。

三井住友銀行同様に融資の限度額は、前年度税込年収の50%以内であることが条件になります。カードローンなどを利用中の方は、この条件にマッチするか確認が必要になります。

また、みずほ銀行は金利優遇キャンペーンを実施しています。

ここがポイント
以下のどれかに該当する人は金利が0.1%下がります。

  • ソーラー発電やCO2の排出を抑えた改修などの環境にやさしいエコなリフォーム
  • バリアフリー化のリフォーム
  • みずほの証書付きのローンを利用している人、または過去に利用していた人

申込条件 ・借り入れ時の年齢:20才以上65才以下
・完済時年齢:70才以下
・勤続年数(自営業は営業年数):2年以上
・前年度税込み年収:200万以上
・継続した収入がある人
・保証会社の保証を受けられる人
金利 ・3.975%(変動金利)
・4.250%(固定金利10年以下)
・4.900%(固定金利10年超)
融資額(限度額) 10万円以上500万円
返済期間 6か月以上15年以内(1か月単位)
担保・保証人 なし

みずほ銀行は、金利が3種類あるみたいだけど、どれになるのかな?

利用者が選べるんだよ。返済計画で利息がお得になる方を選択するといいよ

まとめ

リフォームローンの特徴をご紹介しました。

リフォームは決して安くありません。まとまったお金が必要になることがほとんどで、持ち家に住んでいる人は長く住めば住むほど修繕・改修をしなければならなくなります。

手間や時間に余裕があるならまずは公的融資を検討してみるのがいいかもしれません。銀行などの民間のローンは、金利が優遇されるキャンペーンを実施しているところが多いので、公的融資がダメでも民間で十分安く借り入れができますよ。

リフォームローンを活用して、自分好みの住まいを実現しましょう