延滞の履歴は就職や転職に影響するの?特定の職種を希望する場合は注意が必要!

これまでにカードローンやクレジットカードなどの返済を滞納した記録があると、就職や転職などに悪影響を及ぼすという意見があります。

確かに借り入れの延滞などを知られてしまった場合には、相手先企業からは信頼できない人間だと判断されて不利になってしまうかもしれません。

「住民税を滞納したことがあるけど就職に影響はないのか」
「健康保険料を延滞してしまったが、今後の転職に不利にならないか」
と思う方もいらっしゃいます。

このような個人のプライバシーに関する情報については、実際に相手企業に伝わってしまうものなのでしょうか。

今回はカードローンやクレジットカードなどの滞納の記録が就職や転職などに及ぼす影響について、さらに詳しく確認してみましょう。

この記事を読んで、どのような影響があるのか知ることで、モヤモヤを解消させることができますよ!

延滞などの記録は就職や転職などに影響を及ぼすのか?

現在は一般的な企業への就職や転職などの際に、個人的な借金などについて質問されることはほとんどありません。

では意外と身近にある税金や保険料の滞納については?多くの方が気になるところですよね。

滞納が考えられる4つの税金や保険料について

一般的に滞納が考えられるものは下記の4つが挙げられます。

  • 住民税
  • 市民税
  • 国民健康保険
  • 国民年金

しかし、上記のリストの延滞や、滞納についても就職などには関係ありません。

滞納の記録については、そもそも個人信用情報機関に記録されないからです。

CICなどの情報を利用できる企業は限られている

税金や保険料と違って、カードローンやクレジットの滞納はCICなどの個人信用情報機関に記録されます。

しかし、このCICなどが保有する個人の信用情報は、誰もが自由に見たりできるものではありません。

また、信用情報の利用用途も特定の使い方のみに制限されます。

信用情報を扱いについては、CICの加盟資格と利用目的で宣言されているので確認をしてみましょう。
  • 加盟資格を充たし、加盟審査を経て入会したCICの加盟会員
  • FINEによって交流する指定信用情報機関の会員
  • CRINによって交流する信用情報機関の会員
CIC

また、上記の加盟店が支払能力・返済能力を調査以外の目的で、CICの情報を利用した場合は利用停止や加盟契約を解除される罰則を受けるため、無断で調べる側にも大きなリスクが伴います。

加盟会員が上記の利用目的に違反して、DMの発送や社員採用試験の参考にするなどのためにCICの情報を利用したことが判明した場合、利用停止や加盟契約解除等の罰則を適用します。
CIC

借金などに関する情報は金融機関が利用している信用情報機関に上記のように記録されている。

そして、この情報については金融機関や本人以外の第三者には確認することができないのです。

これが就職や転職に影響することがないと言われる理由だね。

安心して就職活動や転職活動に取り組めますね。

特定の職種への就職や転職を希望する場合には注意が必要!

このように一般的な企業を希望する場合には、延滞などの記録が就職や転職などに影響することはありません。

ただし特定の職種への就職や転職を希望する場合には注意が必要という噂があります。

特定の職業とは?

特定の業種とは主に金融機関のことを指します。以下で詳しく見ていきましょう。

  • 銀行
  • 信販会社
  • 消費者金融
  • その他の金融機関

あくまで、憶測ですが、銀行や信販会社や消費者金融などの場合には信用情報機関に登録された情報を自由に閲覧することができますので、過去の延滞などの記録が残っていればそれが伝わってしまう可能性が高いと言われています。

就職や転職を希望する人の採用基準などは公開されていませんが、信用情報機関に延滞などの履歴が記録されていればやはり不利になりますよね。

一定期間を過ぎると、延滞などの記録は抹消される仕組となっている

信用情報機関に記録された情報は一定期間が経過すると抹消されますので、その後であればデータがありませんので延滞の事実が就職や転職に影響することはなくなります。

信用情報機関の情報が抹消されるまでの期間に関する詳細については、下記を参考にしてみてください。

主な要因 CIC
(消費者ローン、クレジット事業等)
KSC
(全国銀行個人信用情報センター)
JICC
(日本信用情報機構、銀行意外の金融系)
延滞 5年間 5年間 1年間
任意整理 5年間 5年間 5年間
自己破産 5年間 10年間 5年間

実際の就職・転職活動はどのように行えばいいのか?

就職・転職活動はどう行えばいいのか

これまでにカードローンなどで延滞をしたという履歴がある人の場合には、一般企業への就職や転職を考えることをおすすめします。

金融機関以外の一般企業であれば信用情報機関に記録された情報が採用に影響することはありませんし、よほどの大企業でなければ裏で身辺調査などが行われることもないでしょう。

とりあえずは一般企業に就職をして、そこで働きながら信用情報機関に記録された情報が抹消されるのを待ってから、金融機関への転職を考えるという方法もあるよ。

なるほど、それなら大丈夫そうですね!

一般企業への就職や転職であれば延滞などの記録を気にする必要はない!

カードローンの利用履歴などについては、一般的な企業への就職や転職であれば影響することはありませんので、安心して就職活動や転職活動に取り組んでください。

また銀行や信販会社や消費者金融などへの就職や転職を希望する場合には注意が必要なのですが、実際にはカードローンを利用する人が金融機関への就職や転職を希望するケースは少ないですから、実質的にはほとんど気にする必要はないと言えるでしょう。

まとめ

税金の未納やローンの滞納などが就職活動に影響を与えるのかについて解説してきました。

最後にポイントを整理してみましょう。

ここがポイント
  • 税金や保険料の滞納は信用情報に記録されないので、就職先の企業は把握できない
  • 信用情報は金融機関と本人以外閲覧不可。一般企業の就職なら全く影響なし。
  • 信用情報は返済能力を継続的にチェックするのに利用。それ以外の利用用途は原則不可。
  • 銀行などの金融機関は信用情報の閲覧が理論上は可能。影響が全くないとはいえない

滞納はネガティブなイメージがあるので心配する人もいるかと思いますが、就職には関係ないので、気にする必要はありません。

気持ちを前向きにして、自分の希望通りの就職活動をしてくださいね。