多重債務になると生活にどのような支障をきたすのか?解決方法と一緒に解説していきます!

多重債務の解決策を紹介します

多重債務というワードを耳にしたことはないでしょうか。

カードローンやキャッシングに関連し、社会的に問題視される多重債務ですが、その詳細までしっかりと把握できている人はごく一部。

「多重債務ってどんな状態なの?どうして問題なの?」
「どうすれば多重債務を解決できるの?」

と気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで当記事は、多重債務の概要、原因、解決方法などを詳しく紹介していきます。

この記事を読むことで、多重債務への理解を深められ、解決できるでしょう。

自身が多重債務に悩んでいる人も、身の回りの人を助けてあげたい人も、ぜひ参考にしてください。

多重債務者とはどういった状態の人か?

多重債務者とは「複数の借金がある人」のこと。

消費者金融カードローン、銀行カードローン、クレジットカードのキャッシングなどから複数の借入がある人が当てはまります。

複数の借金があると返済に追われる生活を送る可能性があり、返済が難しくなれば債務整理…となるケースも考えられるでしょう。

多重債務に陥る3つのパターンを紹介

ではどのような状況だと多重債務に陥ってしまうのか、代表的な3つのパターンを紹介します。

当てはまる方は要注意です。

急な出費により生活が苦しい

収入と出費のバランスが崩れると、お金を借りて生活を成立させなくてはなりません。

例えば次の2つが挙げられます。

  • リストラで収入が激減した
  • 他人の連帯保証人になり負債を負わされた

一時的な借金で問題を解決でき、返済のめどが経っているなら大丈夫でしょうが、そうでないなら次の事態に発展する可能性が懸念されるね。

想像するだけでこわいです…

操業型のタイプ

一度借金をして、それを返済するのが厳しいと他にも借金を作って、それを返済に充てて…と悪循環を繰り返す。

このケースを操業型タイプと言います。次の2点に当てはまると危険です。

  • 借金のために借金をする
  • 毎月借金額が増えていく

操業型タイプは多重債務の典型的なタイプであり、この状況から脱するのが難しい傾向にあります。

悪徳金融に引っかかるタイプ

闇金や高利貸しなど、法外な金利で膨大な利息を支払わなくてはならず、返済できなくなって他社から借金をして…というケースも挙げられます。

くれぐれも気をつけたいですね。

多重債務者になった場合は社会にどんな影響があるのか?

ここからは多重債務者になってしまった場合、どのような悪影響を受けるのかを紹介していきましょう。

相当なデメリットを被る可能性もあり、できうる限り早く多重債務から脱出しなくてはならないと痛感させられます。

支払い督促状や催促用紙が頻繁に届くため、精神的に疲弊していく

なんといっても精神的な疲弊が大きいです。

頻繁に送られてくる督促状、督促用紙は見るだけでうんざり。

そのときに支払うお金がなければ「どうやって払えば良いのか…」と途方に暮れてしまいます。

実際、借金の返済に疲れて、不眠症や自律神経失調を引き起こし、心身ともにボロボロになるケースは多いよね。

そうですよね。生活が確実に狂います。

借金を返すことに精一杯でまともな生活を送れない

借金を返済するために一生懸命働く。これは正しい行いですが…

「借金のために働いている感じがする」
「質素な生活を送らなくてはならない」
「なんのために生きているんだろう?」

とメンタル的にも、実生活的にも切羽詰まった状況が続く可能性があります。

職場に取り立ての電話かかってきた場合、クビになる可能性も有りうる

借金を支払うことができず、滞納してしまうと職場に取り立ての電話がかかってくることがあります。

そうなると次の2つのデメリットが生じる可能性が。

  • 取り立てが気になり仕事のパフォーマンスに影響する
  • 噂が回った場合、職場に居づらくなる

借金をしていることが直接的な理由でクビになることは、そう多くはないでしょう。

しかし職場に居づらくなったり、仕事がままならない状態が続くようなら、クビになる状況も考えられます。

家族や友人からの信頼が薄れる

単独の借金でさえ「お金にルーズな人」という印象を与えかねないのに、複数の借金がある多重債務者だと、印象がかなり悪くなってしまいます。

それが家族や友人といった身の回りの人だとなおさら堪えますよね。

「お金の無心をされたら嫌だから」といった理由で距離を取られると辛いものです。

こちらにそのつもりがなかったとしても、相手がどうとらえるかまではコントロールできません。

おまとめローンは多重債務の負担を少しでも減少させられる方法の1つ

「多重債務を解決する方法を知りたい!」と思うなら、おまとめローンが1つの解決策となってくれるでしょう。

ここからは多重債務におまとめローンをおすすめする理由を紹介していきます。

おまとめローンについて

おまとめローンは複数の借金を1つにまとめる金融商品です。

仮にA社とB社からそれぞれ50万円ずつ借入しているとして、これをC社にまとめる場合、次の3ステップで「おまとめ」します。

  1. C社から100万円借りる
  2. A社とB社それぞれに50万円ずつ支払い、完済させる
  3. C社に借りた100万円を返済し続ける

これで借金を一本化させれば、次の2つのメリットが生まれます。

  • 返済を一元化(返済日、返済額を把握しやすい)
  • 金利が下がる可能性がある

金利は借入額が多いほど下がります。

貸金業法により、借入額に応じた上限金利が設けられているためです。

具体的には次の表のとおり。

借入額 上限金利
10万円未満 20.00%
10万円以上 18.00%
100万円以上 15.00%

おまとめローンで合計100万円以上まとめられるなら金利が下がり、返済の負担が軽くなる可能性が高まりますね。

基本的に「借入額が多いと金利が下がる」という点を覚えておいてください。

言い換えれば、金利が下がらないならおまとめローンを利用する必要はない、と言えます。

必ず返済シミュレーションを行い、お得になるかを確認するようにしましょう。

Attention
もう1点注意点があります。それは追加借入ができないこと。

フリーローンやカードローンは利用枠の範囲内なら自由に借入と返済を繰り返せますが、おまとめローンは一度借りたらあとは返済するだけ。

途中でお金に困っても、追加借入ができないので覚えておいてください。

完全に腹を決めて借金を増やさずに返済する強い意志が必要ですね!

多重債務者は基本的にどこからもお金を貸してもらえない

おまとめローンに頼らず、他社から新規借入を…と考えても、多重債務者は基本的に審査に通りません。

「返済に困っているから借入するんだろう」
「すでに借金があるのに、返済できるとは思えない」
と判断されるためです。

仮に他社借入があることを内緒に申し込んだとしても、信用情報機関に現在の借入状況が登録されているので必ずバレます。

最終手段として債務整理をする選択

債務整理をする方法

もはや返済は不可能な状態に陥った場合は、最終手段として「債務整理」を行う段階に来たと考えるべきでしょう。

債務整理には次の4つがあります。

ここがポイント
  • 破産申告
  • 個人再生
  • 特定調停
  • 任意整理

債務整理を行うと、借金の一部、または全てが免責されます。

しかし信用情報に傷が付き、5年~10年は消費者金融や銀行からお金が借りられなくなったり、クレジットカードを作れなくなるといったペナルティが発生。

生活が不便になる可能性が出てきます。

ここからは各債務整理の内容を詳しくみていこう。

わかりやすくお願いします!

自己破産したことを告げる申告

自己破産は裁判所に破産申立を行い、認められれば借金を免除する債務整理です。

ほとんどの借金が免除される一方で、ほぼすべての財産を手放すことになります。

また、一部の職業(士業など)に就けなくなる、といったペナルティも。

プラスなことも、マイナスなこともリセットする債務整理ですが、手順も複雑なので弁護士を雇う必要があり、その費用も大きいです。

「借金はなくなったけれど、弁護士費用を支払うために働かなくては…」

といった事態に陥ることもあり、慎重に進めなくてはなりません。

破産せずに経済的に再生する個人再生

裁判所を通じて借金減額を目的とする債務整理。

自己破産とは異なり、ある程度の生活基盤を残したまま、債務を最大90%減額できます。

例えばマイホームや自動車を手放したくないけれど、借金を減らしたい!といったときに用いられます。

ただしこちらも手続きが複雑で、時間と手間がかかります。

当然弁護士費用も膨らみがち。

債務者と債権者の利害関係を調整する特定調停

簡易裁判所が債務者と債権者の間に入って話し合いを進め、借金を軽減させるよう働きかける債務整理です。

ただし減額後、3年程度で完済できることが条件。

また継続した収入がなければ基本的に認められません。

Attention
後述する任意整理と似た性質を持っていますが、裁判所が仲裁役として支援する点が異なります。

支払能力に応じた返済計画を立てる任意整理について

債権者と弁護士・司法書士が返済可能な範囲まで減額するよう話し合う債務整理です。

これにより金利を下げてもらったり、延滞による遅延損害金をカットしてもらい、返済の負担を軽くします。

裁判所を通さずに行うため、負担が軽く、最もメジャーな債務整理といえるでしょう。

借金減額の効果は話し合いの内容で変わります。

上手く行けば大幅な減額が見込めますが、債権者が話し合いに応じなければ、任意整理が成立しない可能性もあります。

その際は上記した、裁判所を通じた債務整理に移行しなくてはなりません。

日本司法支援センター(法テラス)などで無料相談をしてみましょう

債務整理を行うには、弁護士や司法書士の力を借りる必要があります。

自身ですべての手続きを行うこともできますが、よほど詳しくない限りは現実的とは言えません。

しかし弁護士費用は高額で、多重債務者にとって気軽に依頼するのは難しいでしょう。

債務整理後、分割払いで無理なく支払い続けられるよう配慮しているところもありますが、それでも高額な報酬を支払うことに違いありません。

もし弁護士費用を用意できそうにないなら「日本司法支援センター(法テラス)」に相談することをオススメします。

国によって設立された、トラブル解決のための無料相談所です。

実績として次の3点が挙げられます。

ここがポイント
  • サポートダイヤル利用件数は338万件
  • 民事法律扶助、震災法律援助の無料法律相談利用件数は282万件
  • 弁護士、司法書士費用などの立替(代理援助、書類制作援助)は108万件
※平成29年3月末時点

これだけ多くの実績を持っている、信頼できる機関です。

債務整理を考えているなら、どうすれば問題を解決できるかを法テラスに相談しましょう。

無料で利用できるので安心して連絡してくださいね。

【法テラス・サポートダイヤル】
0570-078374
平日9:00~21:00
土曜9:00~17:00

まとめ 

今回は多重債務とは何か、陥るパターン、与える影響、おまとめローン、債務整理などを紹介しました。

ポイントをおさらいしましょう。

ここがポイント
  • 複数の借金がある状態を多重債務という
  • 多重債務者には多くの問題が起こりやすい
  • おまとめローンや債務整理といった解決方法を検討する

以上3点が挙げられます。

「多重債務に追われているんだけれど、どうにか解決したい!」
「もしかすると多重債務者になっているのかも…?」

といった方は、この記事を参考に、多重債務のことをしっかりと理解し、解決方法を実践してくださいね。